災害時に気を付けたいこと

会員の皆様に次の事をお伝えをします。

◆ 食事について ◆

カリウムの多い食品に十分お気を付けください。中2日、透析時間の短縮などで心配な方は、カリウムを抑える薬を服用してください。手元にない場合は、医療スタッフに申し出て処方してもらってください。

○食が進まない日もあろうかと思いますが、指示されたカロリーを摂りましょう。カロリーが極端に不足しますと、カリウムが上昇してきます。

塩分を多く摂取しますと、身体が水分を必要とします。最近の食品は塩分表示をしていますので参考にしてください。但し、ナトリウム表示となっている事が多いので、
塩分相当量(g)=ナトリウム(mg)×2.54÷1000
災害時は、2.54を3にして、少し多めに考えた方がよいでしょう。

水分の目安は、平時の2/3程度。但し、過度な水分制限は、熱中症やエコノミークラス症候群等、危険な状態に陥ることもあります。

◆ 透析について ◆
○家族等の心配事も多々あるでしょうが、指示された時間をしっかり透析をしてください。

○他の施設での透析の場合は、そこでの指示に従ってください。心を落ち着けて、安心して透析をしてください。県内・国内どこでも安心・安全に透析はできます。


◆ 生活面について ◆
○災害発生から緊張して生活してきたと思います。人は長く緊張を続ける事は不可能です。そろそろ緩めてください。緩める方法は次を参考にしてみてください。

 ・透析中、血圧測定時等の時をみて、医療スタッフの方とお話を沢山してください。(医療スタッフの方、聞いて頂ければ幸いです。)

 ・透析前、透析後に会員同士で沢山お話をしてください。

 ・哀しいこと、辛いことを我慢することなく、吐き出してください。

 ・テレビ等で被害の状況を見て、何もできない自分を責めないでください。復興を祈る事でも良いと思います。

家の片づけ等無理をしないようにしてください。どうぞボランティアの方々に甘えてください。ですが、ボランティアの方に「休憩を取りましたか?」の声掛けを。そして最初と最後に感謝の言葉を忘れずに。

○通行不能だった道路が使えるようになりつつあります。しかし、渋滞が予想されますので、時間に余裕を持って行動してください。
2019年02月20日