Q&A

Q:腎友会(患者会)ってなんですか?


A:医師から腎臓病を告げられたとき、透析治療を受けることになったとき、不安に思うことは多いと思います。腎友会は、そんな不安でいっぱいの腎臓病患者を支えるために患者自身とその仲間でつくる患者会です。
 現在、広島県には1,600名の会員が、全国には約3千の腎友会、約10万人の会員がいます。腎友会では療養生活をよりよくするために、会員が力を合わせて活動しています。また、医療費を負担してくださる国民の皆様のおかげで生かされている命なので、少しでも社会に還元したいと思っています。
 透析患者の活動量が上がれば患者による社会貢献活動も増えます。そのために広島県腎友会は全腎協とともに国や医療団体などに働きかけ、透析医療や制度をより整備していただき、患者が元気に動ける社会を目指す患者会活動に取り組んでいます。


Q:腎友会に入らなければいけないのですか?


A:あくまでも任意ですので入らなければならないと言う訳ではありません。
  患者会と言えば堅苦しい団体を連想される方も多々おられることと思います。ただ組織に属さず、個人で腎臓病、透析に関する知識やデータを調べられるのは大変な作業だと思います。現在、腎友会に入会されている会員さんの多くが、先輩の透析患者さんからのアドバイス、支部・ブロック・県全体で行われる勉強会や研修会などで勉強をされています。一人で悩むより、同じ病気とうまく付き合っていく知恵と勇気を仲間と共に分かち合いませんか。  


Q:腎友会に入るとどんな特典(メリット・いい事・得をすること)がありますか?


A:
①会報の発行  
会員の皆様には腎友会オリジナルの会報(あゆみ・ぜんじんきょう)をお届けします。会報には医療・福祉の情報など腎臓病患者に役立つ内容がたくさん載っています。
②ためになる学習会の開催  
栄養士による料理学習会、医師による医療講演の開催など、すぐに役立つ学習会を開催しています。
③病院や地域行政への申し入れ  
病院の設備のここがもう少し良かったら、こんな福祉制度があれば・・。一人では実現不可能なことも、腎友会が患者の代表として働きかけます。
④会員だけの楽しいイベントの開催  
腎友会では会員の親睦を深めるために日帰りバス旅行、クリスマス会、グランドゴルフ大会などの楽しいイベントを開催しています。


Q:腎友会の組織率はどの程度ですか?


A:広島県の透析患者数が7,380人で広島県腎友会の会員数が約1,600名で会の組織率は21.7%です。
 全国の透析患者数が約30万人でそのうち約10万人が全腎協の仲間です。
 現在、組織率が低下しているのは事実であり避けて通ることはできません。患者会としての魅力度・満足度を上げていくことが今後の課題だと思います。


Q:腎友会に入って何をすればいいのですか?


A:人によって様々です。自分のペースで考えていただければ結構です。支部・ブロック・県単位で行われる研修会、講演会、交流会などに出席されて親睦を深められてもいいですし、「皆さんの為に一肌脱いでやろう!」と言う方がいらっしゃれば支部役員をやっていただければ幸いです。
 まず、色々な方とお話をされたり、定期的に届く会報などを読まれたりして、病気とうまく付き合っていく知恵と勇気を養いましょう。


Q:会費はいくらですか?


A:会費は支部単位で若干違いがあります。同じなのは広島県腎友会の会費が1か月550円、全腎協の会費が1か月150円で合わせて700円です。さらに支部会費を集められ、活動されている施設もありますので、支部間で多少違いがあります。