□尿を作る□
腎臓の糸球体という場所で老廃物や有害物質、余分な水分などがろ過されて原尿(おしっこの元)が作られます。原尿は尿細管を通って腎盂という場所に集められます。原尿には体に必要な栄養素などが多く含まれており、尿細管を通るときに必要な成分が再吸収されます。原尿の約99%(ほとんど水分)が再吸収され、残った1%がおしっことして体の外に出されています。ちなみに成人の場合1日に約150~180リットル生成され、約1.5リットルが尿として排泄されています。
□体内環境を整える□
入ってきた血液を糸球体でろ過し、尿細管で体にとって必要なものを再吸収して、体に不必要な老廃物を尿として捨て、必要なものは排泄しません。体の中の水分量、ナトリウムやカリウムといったイオンバランスを適正に保ったり、血液の酸性・アルカリ性を調節されます。
□血圧を調節□
血液をろ過し、余分な水分や塩分を排出することで血圧を調整します。また、腎臓はレニンという酵素を分泌し、血管を拡張させることで血圧を下げる働きもあります。レニンは腎臓で分泌される酵素です。具体的にレニンはアンギオテンシノーゲンというタンパク質をアンギオテンシンIに変換し、その後さらにアンギオテンシンIIに変換されます。このアンギオテンシンIIが血管を収縮させて血圧を上げたり、アルドステロンというホルモンの分泌を促進し、ナトリウムと水の再吸収を助けることで体液のバランスを保っています。
□血液を作る働きを助ける□
赤血球を生成する際にエリスロポエチンというホルモンを分泌します。このホルモンは骨髄に働きかけ、赤血球の生成を促進します。
エリスロポエチンは、腎臓で生成されるホルモンです。このホルモンは赤血球の生成を促進するものです。
□強い骨をつくる□
骨の材料となるカルシウムは、腸管で吸収され血液によって骨に運ばれます。 活性型ビタミンD(カルシトリオール)を生成する役割を持っています。この活性型ビタミンDは、腸でのカルシウム吸収を助け、血中のカルシウムレベルを適切に保つために必要不可欠です。カルシウムは骨の主要な構成成分であり、骨を強く保つためには欠かせません。また、腎臓はパラトルモンというホルモンの分泌を調節する役割も果たしています。パラトルモンはカルシウムのバランスを保つために重要であり、腎臓が適切に機能しない場合、パラトルモンの分泌が乱れ、骨が弱くなることがあります。