10月は「臓器移植普及推進月間」です。
臓器移植普及推進月間は、臓器移植の一層の定着・推進を図るため、広く国民に対して臓器移植の現状を
周知するとともに、移植医療に対する理解と協力のための普及啓発を行うものです。
今回もグリーンリボン推進協会殿などが中心となって「ひろしまグリーンリボンフェス2025」が開催され
ますので、ぜひお立ちよりください。また、広島本通商店街振興組合さん、広島駅南口開発㈱さん、広島高
速道路公社さんのご協力で「グリーンライトアップ」も行われます。
臓器移植については ひろしまドナーバンクのHP
グリーリボンフェス2025については グリーンリボン推進協会のHP
ライトアップについては グリーンリボンキャンペーンのHPをご覧ください。
★臓器移植の歴史★
1968年(昭和43年) 札幌医大・・・日本初の心臓移植
1980年(昭和55年) 「角膜および腎臓の移植に関する法律」
*眼球と腎臓の移植が可能
1997年(平成9年) 「臓器の移植に関する法律」施行
*眼球と腎臓に加え、肺・肝臓・心臓・すい臓・小腸の移植が可能
2008年(平成20年) 国際移植学会におけるイスタンブール宣言(*)
2010年(平成22年) 「改正 臓器の移植に関する法律」施行
(*)イスタンブール宣言
臓器移植に関する倫理的ガイドラインを提供し、臓器取引や移植ツーリズムを防止することを目的とした
国際的合意です。主な要点は次の通りです。
【要点】
〇臓器売買や金銭的な利益を得ることを目的とする臓器の仲介・斡旋業(移植ツーリズムを世界から根絶する)
〇臓器提供の自国での自給自足(国外患者の治療は、それによって自国民が受ける移植医療の機会が減少しない場合のみ許容される)
〇その他 法制化、医療環境の整備、ドナーに対するケア、教育などです。